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2004.12.08


■世界の労働者、14億人が「1人1日2ドル」以下の収入

 国際労働機関(ILO)は7日、世界の労働者28億人の半数にあたる14億人が、扶養家族分を含め貧困水準とされる「1人当たり1日2ドル」以下の収入であることを明らかにした。約2割にあたる5億5000万人が極貧水準の「1人1日1ドル」以下の収入という。

 いずれも03年の推計。1980年と比べると、貧困水準以下の収入だった労働者は全体の6割から半数に減少、極貧水準以下は4割から2割に減った。

 今後の動向については、2015年に貧困水準以下の労働者が全体の4割に減ると予想。特に急成長を続ける東アジアでは、03年の約半数から4人に1人になるとみている。

〔朝日新聞〕