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2006.04.13


■携帯決済の新銀行設立・三菱東京UFJ銀とKDDI

 三菱東京UFJ銀行とKDDIは来年度にも、携帯電話を使って買い物代金などを決済する新しい銀行を共同設立する最終調整に入った。KDDIの携帯電話「au」の利用者が新銀行に預金口座を開き、携帯電話を店頭の読み取り機にかざせば残高の範囲内で買い物ができる。利用限度額の低い電子マネー機能付きの携帯電話と違って高額商品の購入も可能となり、利便性が増す。

 年内にも新銀行の創設に向けた準備会社を共同出資で設立。来年度のサービス開始をめざし、金融庁に銀行免許を申請する見通しだ。

 三菱東京UFJ銀はKDDIが抱える約2500万人の携帯電話の利用者を取り込み、個人向けのサービスを拡充する。KDDIは携帯電話の金融機能を高め、激しさを増す顧客獲得競争で優位に立つことをねらう。

〔日本経済新聞〕