DAILY SHORT COLUMNS - Daily Business -

 

2001.07.19

GLOBERS'も早や二周年

GLOBERS'の創設以来これまでの活動の経緯において、まだまだ私達の目指す理想からはほど遠い実情ながら、それでも一歩一歩着実にステップアップを重ねてきました。

全国のメンバー達の中には、仕事の局面では同業異業種間の企業統廃合をはかった人、本業と並行しての新規事業の開発に取り組んだ人、独立起業を果たした人、所属企業への従属から離れて受託契約に切り替えたり、転職したり、早期退職して趣味を生かした小さなお店を始めた人・・・、また生活の局面においては、趣味の幅を広げた人、離婚してしまった人、田舎に引っ越してしまった人、他人同士の共同生活を始めた人・・・などなど様々な人達の様々な変化に立ち会うことができ、私達もまた視野を広げ貴重な経験を積むことができました。

将来的にはWeb主体でこうした仕事と生活の質的向上をはかる様々な個人がお互いに支援し合うネットワークを構築していきたいと考えていますが、まだなかなか難しい面が目だっているのが実情です。

お互いに面識があってもともと信頼関係がそこに存在していないと、なかなかビジネスには結びつきにくいこと、ネット上の個人間の少額決済のインフラが未整備であること、コンピューティングの基本スキルを持たない人もまだまだ多いこと、GLOBERS'の存在を広く告知できないことなどが要因として挙げられます。

しかしながらそうした現状下において、やみくもに活動の幅を拡げていこうとも思いませんし、当面は身の丈に合わせた地道な活動を続けていこうと考えています。

また、GLOBERS'Managersであり、またWebmastersでもある私達が、ある案件の関係でこれから約半年にわたってヨーロッパとアメリカへの長期出張に出ることを機に、これまで活動の拠点としてきた東京・広尾のSOHOを閉鎖し、ネットワークシステムもレンタルサーバーに移管するなど、大幅なダウンサイジングを決行いたしました。当面はバーチャルオフィスとしての活動を続けていきながら、活動の拠点をヨーロッパとアメリカに移管していきつつ、国内においてはさらに仲間達が集まりやすく、また小規模なプレゼンテーションやレクチャーなども開けるようなサロン形式のオフィスを開設する準備にとりかかっていく予定です。


2001.07.12

趣味と仕事の同一化


趣味は仕事、あるいは仕事が趣味・・・、などと書くと、趣味がまったく無くて、仕事ばかりしている人と受け取られてしまいそうですが、それは違います。

私たちGLOBERS'の仲間達は、なかなか現状においては難しい局面にあっても、私達の目標として、仕事と生活の境目をとりはらい、好きなことやりたいことを仕事にしていこうと日々試行錯誤と努力を重ねています。

誰でも自分の好きなことや興味のあることについては、日々研鑚を重ねますし、明るく楽しく取り組めます。もちろんそれらが何の苦労もなく仕事として成立し、充分な基準の報酬を得られるほど世の中は甘いものではありませんから、それらで生計を立てられるようになるまでには大抵の場合、それまでの仕事に加えてそれらの準備という二倍の労力をはらっていかねばなりませんし、それをしたからといって成功する保証はどこにもありません。

多くの人達は、自らの時間と手間に対して、認識の有無にかかわらず保証を求めます。例えば頑張れば賃金が上がると保証されていれば、一部の例外は除いて誰でも頑張るのです。

自らの時間と手間が何らの実質的成果につながらないかもしれないというリスクを負う勇気を持てる人だけが、自分一人の夢を実現するためのスタート地点に立てるわけですし、そこからまた一歩踏み出して目の前の第三者の夢に対して自らの時間と手間にリスクできる人だけが、第三者と夢を共有する喜びが得られ、そして自らの夢に対してもその第三者がその人の時間と手間にリスクしてくれた時に、第三者と共通の同じ一つの夢を共有する幸福が得られるのです。

そうした自らの時間と手間にリスクできる第三者の数が多ければ多いほど、追い求める夢もそれだけ大きくなりますし、そこに私財や借り入れなどの資金的なリスクなど、リスクの幅が拡がれば拡がるほど、お互いの結び付きも強くなりますし、夢を実現する際の喜びも大きくそして深いものになります。

そんな発想が持てる人は、社会や組織への従属あるいは依存から解き放たれて、真の自立への扉を開くことができますし、ひいては第三者や社会に貢献できる自らの価値を高めていける存在に成長していくことができるでしょう。

さらにもう一つ重要なことは、自らがやりかけたことは決してあきらめないで、最後までやりとおすということです。第三者と夢を共有する場合においては、なおさらのことです。

そうした覚悟がないまま、真の自立への扉を開いて歩み始めたところで、うまくいっているうちはともかく、困難に直面した場合、状況を分析し対策を判断していくことができませんし、一度で乗り切れない時に、他の対策を打つといった困難を打開していくサイクルに乗ることはできません。

中途半端で投げ出すことは、運が良くてゼロに等しく、大抵の場合はマイナスの結果に終わってしまうことが多いのです。


2001.07.09

真の個人の自立、言うは易し・・・


社会や組織への従属あるいは依存から脱却した一個人としての真の自立への道、と言うことは容易いのですが、いざ実現するとなるとそれはまさに様々な試行錯誤と苦難の連続を強いられるのが今日の私達の社会の現状です。

特にまた日本においては、企業至上主義が深く広く私達の社会に浸透してしまい、そのために私達個人一人一人の自らの存在とすべての言動に対しての責任意識が希薄になり、さらにまたそうした社会や組織に従属あるいは依存して生きることがごく当然の常識として受け入れられているばかりでなく、そうした生き方を道徳的に良しとしてしまっているといったような、もはやこれからの21世紀社会においては時代錯誤ともいえる意識が蔓延してしまっています。

企業至上主義的意識は、日本のかつての高度経済成長の過程においては、時代の背景や要請に適合したその時代の常識として深く浸透し、また機能して今日の経済大国日本を創り上げました。その成長の過程から成熟の段階を向かえた私達の21世紀社会の時代の背景や要請に適合する新たな価値を付加あるいは新たな創造に、あくまで私達一人一人の個人の基準から取り組んでいくのがGLOBERS'の活動なのです。

GLOBERS' URL
http://www.globers.gr.jp


2001.07.04

ライフワークとしてのGLOBERS'


これまでの経済の成長の過程から成熟の段階に向かう21世紀において、異なる存在としてのお互いの価値を尊重し合うことが新たな始まりとなり、そしてさらにお互いが役割を分担し協調し合うことが新たな共通の価値の創造につながっていきます。

個人尊重とグローバリズムを根幹としつつ、社会や組織への従属あるいは依存から解き放たれた真に自立した個人を目指しての私達一人一人の意識の変革からすべては始まり、最終的にそうした自立した個人のための公正かつ公平な、そして弱者や競争の敗者を救済する仕組みを備えた民主主義的自由競争資本主義社会を構築していくために、そうした自立した個人のネットワークを拡げていくことが、GLOBERS'に関係する様々な個人一人一人のライフワークであり、そしてそれら一つ一つの個人の努力と成果の総合力がGLOBERS'イコール新たな共通の価値であるといえます。


2001.07.03

地球人としてのこれからの個人

これまでは私のフリーランスコンセプトデザイナーとしての仕事の概要を20編に分けて説明してきましたが、これからは個々のテーマ、あるいは具体的な案件事例や日々の実際の出来事に沿ってダイアリー形式にてお届けしていきます。

まずはGLOBERS'についてです。これは私が立ち上げの段階から参画し、現在もスーパーバイザーの一人として運営にも携わっている、生活と仕事の質的向上を目指す個人のための総合支援サイトです。
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個人と個人の信頼関係を基にして、社会や組織などに従属あるいは依存せず、自立した(または自立を目指す)個人が協調し合うネットワークとして、支援を必要とする個人と支援を提供できる個人を結びつけながら様々な分野にわたる活動を続けて、早や2周年を迎えようとしています。

このGLOBERS'とは、既成の概念や形式にとらわれず、これからの21世紀社会における個人と個人、組織と組織、個人と組織、個人と社会、組織と社会のうえでの健全かつ生産的な関係と仕組みづくりを、新たに提案し実践していく試みです。

GLOBERS'イコール地球人、所有格としてのアポストロフィーを加えてGLOBERS' (something new)、つまり私達地球人のための新たな何かの想像を意味してのネーミングです。

GLOBERS' URL
http://www.globers.gr.jp