DAILY SHORT COLUMNS - Daily Life - |
2002.02.22 |
無敵の最強オバタリアン軍団 立っている人もいる中に座席のあちらこちらにぽつぽつと空席があるほどに混雑もしていない昼間の電車に、無敵の最強オバタリアン軍団五人組がある駅で怒涛の如くなだれ込んできました。 どたどたと走り回るような勢いで、その内の二人はそれぞれ離れた空席に大きなお尻をねじ込むことに成功したのですが、残りの三人は一つの席の前に立って、「貴女座りなさいよ」「いえいえすぐですから遠い○○さんが」的な譲り合いを演じていたところに、後から現れたとぼけた無鉄砲なオヤジが、「ちょっと失礼、ごめんなさいよ」とその三人のオバタリアンの横からその一つの空席に腰をおろしてしまったのです。 その瞬間のオバタリアン三人の唖然とした驚きから怒りの表情への変化していく様は、まさにSFXさながらの凄まじいものでしたが、当のオヤジはどこ吹く風といった涼しい顔で、そっぽを向いているのです。オバタリアン三人は、眉・目・鼻・口の形状を小刻みに変化させ、顔の筋肉を大きく伸縮させながら、互いに顔を見合わせて憎悪の感情をたぎらせている様子でしたが、当のオヤジ本人に直接ぶつけるには至りませんでした。(続く) |
2002.02.20 |
究極の個性?Vol.4 なんて所詮は下の、されどもの話題を書き連ねていたら、たまたま購読している某メルマガに同様の話題に関するアンケートがあって、私が遭遇した社長のみならず、用を足す際に下半身裸になるという人が、意外なほど多いのに驚いてしまいました。 さらには、上半身も、つまり完全に裸になるとアンケートに回答していた人もいて、これにはさすがに私も目からうろこ状態でした。世間は実に広いものです。私はすぐにその箇所をコピーアンドペーストして、その社長にメールをしてしまいました。 それにしても、本人にとっては、それはごく日常の当たり前の習慣なのでしょうが、それが第三者にとっては驚くべき個性的な習慣なんてことが、私達の日常生活の中にはまま隠れているのでしょうね。 この密室の世界での話題に限らず、私達のごくありふれた日常の世界を、それぞれの自然な言動にこそその人の個性の本質が表れているという視点から観察してみると、実に興味深く、そしてまた新たな発見ができて、なかなか楽しいものです。 |
2002.02.18 |
究極の個性?Vol.3 またイスラム諸国では、ペーパーなど使用しないで、手で脇に置いた容器に溜めた水をすくって洗浄するのが一般的ですから、そんなことを考えると彼らと握手をすることにすら躊躇を感じてしまったりもします。 こういうことを考え出すときりがありませんよね。トイレはあっても、穴が空いているだけで、個々の囲いもないような国や、トイレすらも存在せず、その辺りの茂みで用を足すような国すらあります。私など欧米先進諸国のドアーの膝から下くらいが空いているあの程度ですら満足に用も足せない小心者ですし、余談ですが私は、小さい用を足す時にでも、混雑したトイレになど決して入れません。後ろに誰かに立たれようものなら、何分かかろうとも焦れば焦るほど決して用など足せないからです。また、飲み水をはじめすべての生活用水、さらには埋葬まで同じ川の水でまかなってしまうような国もあります。 世界的な視点で捉えれば、まさに千差万別、それぞれの民族の文化や習慣から個人の性格や趣味の違いまで考慮すれば、まさに究極の個性が現れていて、何とも興味深く感じてしまいます。(続く) |
2002.02.09 |
究極の個性?Vol.2 トイレは、基本的に自分一人だけの密室ですから、他人との比較の基準もありませんしね・・・、みんな一体どんなことをしているやらです。 ペーパーを畳んで使用する人、くしゃくしゃに丸める人、前から拭く人、後ろから拭く人、座って拭く人、立って拭く人、それを観察して健康チェックする人、一瞥すらしないで流す人・・・。 また、ロータンクへの注水口で手を洗う人、外の洗面所でしか洗えない人、まったく洗わない人、どこのどんなコモードでも平気な人、ペーパータオルを常に携行する人、ペーパーを敷く人、お尻を浮かして用を足す人・・・。 大小同時にする人(一般的に日本人はこのタイプのようです。それ故に和式のコモードはあのような形状をしているのだそうです。ご存知でしたか?)、大小別々に用を足す人(欧米人の多くは、このタイプなのだそうです。女性はともかく男性は洋式コモードではちょっとした工夫が必要ですものね)、最近の日本では、自動洗浄機能付きコモードが相当に一般化しましたが、世界的に見れば希少なのだそうです。(続く) |
2002.02.04 |
究極の個性? 今日取引先のデザイン事務所でトイレを借りたのですが、社長がたまたま鍵をかけ忘れて大きい用を足されていたところを、誰もいない前提で私はトイレに入ったので、ほとんどノックと同時にドアーを開けてしまったのでした・・・。 ・・・・・驚いたことに、中には下半身を剥き出しにした社長が、向こう側を向いて洋式の便座に跨っていたのです。内側のフックにズボンと下着がかけられていたドアーをすぐに閉めて謝って外に出たのですが、あまりの驚きに便意も消失してしまいました。 照れくさそうに用を済ませて出てきた社長とお互い苦笑いをしながら話したのですが、彼はそのような状態でないと大きな用を足せないのだそうです。したがって緊急でない限りは、自宅以外では大きな用は足さないのだそうですが、確かに外出先ではなかなかたいへんですよね。 そういえば私も洋式トイレが苦手で、その頃から急速に一般化していつの頃からかその癖もなくなりましたが、洋式便座に向こう向きに昇ってしゃがむ和式のスタイルで用を足していた幼少期を思い出してしまいました。(続く) |