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2005.08.26


■20年後の東京、世帯平均2人未満に…高齢世帯も急増

 国立社会保障・人口問題研究所は25日、「日本の世帯数の将来推計」(都道府県別、2025年まで)を発表した。

 1世帯あたりの平均人数は全都道府県で減少し、00年の全国平均2・67人は25年に2・37人となる。東京都(00年2・21人)は25年に1・98人と予想され、他道府県に先駆けて2人未満となる見通しだ。一方、世帯人員が最も多いのは山形県だが、00年の3・25人が25年には2・91人となると予想されている。

 最も多い家族の類型は、00年は38府県で夫婦と子から成る世帯だが、25年にはすべての都道府県で単独世帯が最多となる。

 また、世帯主が65歳以上で「1人暮らし」か「夫婦のみ」の世帯が全世帯に占める割合は、00年は全国平均で14・7%だが、25年には26・0%に達し、全都道府県で2割を超える。

 世帯主が65歳以上の「高齢世帯」は今後、大都市近郊で急増し、25年と00年を比較すると、埼玉県で2・3倍、千葉県で2・2倍となる見通しだ。

〔読売新聞〕