DAILY SHORT COLUMNS - Daily Life -

 
2004.03.18
さすらいのブルースシンガー 番外編

このところすっかりと溜ってしまっていた仕事仲間とのメールや電話では処理しきれない打ち合わせ事項を一気に片付けてしまおうと、昨日彼女の自宅を訪ねるべく駅前でバスを待っていると、バス停の近くのライブハウスの入口に掲示されていたポスターに目が止まりました。

すっかりこのところは頭の中から消失してしまっていたあのさすらいのブルースシンガーの昨夜のコンサートのポスターでした。

3500円と若干高めの?チャージにもかかわらず、既にSOLD OUTのラベルが貼ってあって、何だかとても嬉しい気持ちになりました。

あれ以来仕事仲間の彼女と一緒にいる際に時折彼から直接コンサートへの誘いの電話が入ったりするのを目にしていましたし、そんな彼の日々の営業努力の一端を垣間見たり、その世界では名の通った日本有数のブルースシンガーであるところの彼に対して失礼極まりないのですが、何より彼のスタイルに何故か私はともすればアマチュアライクな純粋なスピリットを感じてしまいがちなので、こんなSOLD OUTのラベルを目にするだけで、ただ嬉しく感じてしまうのでした。

仕事仲間の彼女にそのことを話すと、彼女が電話をすれば入れてくれるとのことでしたが、私は実際にコンサートに出かけていきたいとはまったく思わなかったという、彼の特殊なファンの一人なのです。


2004.03.14


砂糖摂取不足? 番外編2

こんな記事が今日の新聞に出てました。

■糖尿病になりやすい体質、遺伝子で突き止め 米欧チーム

 米国立保健研究所(NIH)は11日、中年以降に発病することが多い2型糖尿病になりやすい体質を遺伝子レベルで突き止めたと発表した。DNAがわずかに違うだけで30%もリスクが高まるという。

 NIH・国立ヒトゲノム研究所とフィンランド国立公衆衛生研究所などが、フィンランドの2型糖尿病患者793人と、糖尿病でない413人について遺伝情報(ゲノム)を詳しく分析した。

 その結果、糖尿病患者には、20番染色体の特定の遺伝子の4カ所で、塩基の並び方が一つだけ異なる(一塩基多型)人が目立った。別のチームがイスラエルの617人のゲノムを調べても同じ結果だった。

 この遺伝子はインスリンをつくる膵臓(すいぞう)の細胞で重要な働きをしている。塩基の並び方の違いがあると、インスリンの分泌に異常が起きやすくなるらしい。国立ヒトゲノム研究所のコリンズ所長は「これだけで発病するわけではないが、肥満や運動不足になると危険性が高まる」と話す。

 1型糖尿病は子供や若い時期に発病しやすいのに対し、2型糖尿病は中年以降に発病することが多い。日本人の糖尿病患者の約9割は2型だ。

〔朝日新聞〕


2004.03.13

砂糖摂取不足? 番外編

先月完結のこのシリーズの追記です。

脳梗塞に倒れた長島氏の大ファンであるところの彼は、相当に大きなショックを受けた様子で、このところにわかに自らに対しても真剣な節制を始めました。

あれほど他人事で上の空だった彼が、自分から私に砂糖適量摂取によるダイエットについての手順を改めて尋ねてきたのです。

自らその気になった時こそが好機ですから、ついでに私が併用したいと考えていたえごまオイルも同時に奨めておきました。

えごまの種子を圧搾して取れる油には、必須脂肪酸であるα-リノレン酸が豊富に含まれています。α-リノレン酸は、体内でエネルギーになりやすく、同じn-3系多価不飽和脂肪酸グループのEPA、DHAに作り変えられることが特長です。一般に加工食品や調理用として使われている油はリノール酸を多く含み、α-リノレン酸はあまり含まれていません。現代人の食生活の中で過剰になっているリノール酸を少しでも減らし、体内における必須脂肪酸のバランスを保つことは、私たちの健康維持に大変役立ちます。

以前テレビの人気健康番組でも紹介されていましたが、ドレッシングにしたり、味噌汁や炒め物に少量垂らしたり、フライオイルを一般のオイルと一対一にするなどすると効率良く摂取でき、痩せるオイルとしての大きな効果を発揮するとのことでした。

彼も、長島氏の病状の報道に一喜一憂しながら、別人のように悔い改めた食生活をしています。

近い信頼できる筋の裏情報によれば、主治医チームも親族の意向に沿った発表をと内容も事前にFAXで検閲を受けているようですが、世間の期待ほど実際の病状は思わしくはないとのことです。

健康第一、ここはゆっくり焦らず療養していただけるよう、私達も過剰な期待をせず静かに見守っていくべきでしょう。

 

■長嶋報道、スポーツ紙トップが指定席 手厚い報道続く

 長嶋茂雄さん(68)が脳梗塞(こうそく)で入院してから1週間余。スポーツ紙が連日1面トップで扱うなど、各メディアは手厚い報道を続けている。「燃える男・長嶋」の報道も、熱い。 

 長嶋さんが入院してから1週間たった11日。東京都新宿区の東京女子医大病院で開かれた記者会見で、100人以上の取材陣に囲まれた主治医の内山真一郎教授は、こう繰り返した。

 「着実に回復しているが、メディアが報じているような『驚異的な回復』ではない」「長い目で見守ってほしい」。

 4日、東京・築地の日刊スポーツ編集局。長嶋さん入院の情報が入ったのは夕方のことだった。

 三浦基裕局長(46)は当初、半信半疑だった。10年余りプロ野球を担当したが、入院のうわさはデマであることが大半だ。特に野球選手の場合は、検査入院も多い。

 だが、午後9時過ぎから「風邪をこじらせた」との情報は「もっと重い」「頭の方らしい」「脳卒中」と刻々と変わった。巨人が発表したのは午後11時半過ぎだった。

 入院は翌日の1面トップで報じた。スポーツ紙6紙に同じ見出しが並んだ。日刊スポーツの1面トップはそれ以来、長嶋さんの指定席になった。

 「長嶋さん無理しないで」

 「長嶋さん 右手動いた」

 「五輪監督は長嶋さん」

 「長嶋さん笑った」

 「おはよう」声出た 長嶋さん」

 「クラシック効く長嶋さん」

 「長嶋さんを見守って」

 「何をトップにするかは、ニュースの価値を比べて判断するが、長嶋さんはスポーツ界の象徴。読者の関心も非常に高い」と三浦局長は話す。

 読売グループの報知も連日長嶋さんがトップ。スポニチ、サンスポは、サッカー五輪代表のUAE戦や、女子プロゴルフ宮里藍選手のプロ初優勝の時などに「浮気」した。関西が地元のデイリーと名古屋が地元のトーチュウが1面にしたのは2日間だけだった。

 病状報道に力を入れるのはスポーツ紙だけではない。

 NHKも1日4、5回、放送してきた。「長嶋氏は野球界のスーパースターであるだけでなく、野球以外の分野でも活動し、幅広い国民の人気を集めており、健康を気遣う視聴者の関心はきわめて高い」(広報局)と説明する。朝日新聞も連日、社会面などに掲載してきた。

 伝える側に悩みがないわけではない。

 病状については、球団広報が長男の一茂さんや主治医から毎日聞き取り、概要を公表してきた。しかし、「ヨーグルトを食べたというのなら、どのように食べたかが知りたいが、広報の人たちも直接見たわけではない。結局、『大本営発表』をそのまま流すしかない」(雑誌記者)

 情報が限られているため、「見出しが命」のスポーツ紙にも同じような見出しが並ぶ。9日は3紙が「長嶋さん 笑った」、10日は2紙が「長嶋さん 『おはよう』」、別の2紙が「『おはよう』声出た 長嶋さん」と「『おはよう』 答えた長嶋さん」だった。

 巨人の原沢敦広報部長は、こう話す。「リハビリは長期化し、病状は少しずつ回復する可能性が高い。そうした緩やかな変化をどのようにファンの方々に伝えていくか、ご家族や病院の意向を踏まえたうえでメディアの方々と相談しながら考えなくてはいけない。むしろ、これからのほうが大変かもしれません」

 〈芸能リポーターの梨元勝さんの話〉 23年前に石原裕次郎さんが大手術を受けた時のことを思い出した。毎日、記者会見が開かれ、主治医の家族までワイドショーで取り上げられた。

 しかし、NHKや一般紙が連日病状を伝えることはなかった。注目度では小泉首相よりもはるかに高い。長嶋さんは生き様そのものがドラマで、一挙手一投足が感動を呼ぶ比類のないスター。しかも、一般人にも身近な脳梗塞で倒れた。

 僕も含めて、長嶋さんのニュースで健康管理の重要さを再認識した人は多い。療養が長期化すれば報道量は落ちるだろうが、今後も節目節目で騒がれるだろう。

〔朝日新聞〕


2004.03.08


エジプト人作家:
サーダウィさん 自衛隊イラク派遣を批判

 【カイロ小倉孝保】アラブ・イスラム社会を代表する女性知識人のエジプト人作家、ナワル・エル・サーダウィさん(72)がこのほど毎日新聞と会見。フランス政府が公立学校でのヘジャブ(イスラム教徒が頭髪を隠すスカーフ)着用禁止を決めたことに、「ヘジャブを着用しなければならないという宗教的抑圧からこそ女性は解放されるべきだ」と述べて着用そのものを批判し、仏の決定に反対しなかった。一方、自衛隊のイラク派遣について「占領への協力であり、イラク人支援ではない」と厳しく批判した。

 仏政府の決定にアラブのイスラム教徒の大多数が反発しているが、サーダウィさんは「非宗教的な多数の仏国民の支持を得ることで選挙に勝とうとするシラク仏大統領の政治的決定だ」と分析。そのうえで「イスラム女性は自らの選択でヘジャブ着用を求めているのではなく、誤ったイスラムの見解に洗脳されているのだ」と述べた。さらに「女性はあらゆる社会で抑圧されており、要求することは他にいくらでもある。ヘジャブ着用を義務付ける宗教的抑圧からの解放こそ求めるべきだ」と語った。

 一方、日本政府がイラク支援を目的に自衛隊を派遣したことについて、「現在、イラクで続いている米兵攻撃は決してテロばかりではなく、占領に反対する抵抗運動でもある。イラク人が占領に反対している中での軍隊派遣は、日本政府がどう取り繕うとも、米政府支援であってイラク人支援ではない」と述べた。

 サーダウィさんは宗教や政権に抑圧される女性の姿を描いた小説を発表し続け、イスラム原理主義者などから厳しい批判を受けている。日本語に翻訳された著書だけで13冊になる。

〔毎日新聞〕

・・・???皆さんはどうお考えでしょうか。