DAILY SHORT COLUMNS - Daily Life -

 
2004.04.28

サイト開設三周年記念コラムに関連してのウェブスクラップです。

それにしても年金未納問題でイラク問題なんてそっちのけですよね・・・、溜息。(business & life共通)

■「自己責任」問う声に反論 イラクで拘束の2人が会見

 イラクで武装勢力に拘束された市民団体メンバー渡辺修孝さん(36)と、ジャーナリスト安田純平さん(30)の2人が27日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見した。拘束時の様子を改めて振り返るとともに、政府・与党や一部メディアに根強い「自己責任」を問う声に反論した。

 質疑応答で海外メディアからは「人質へのバッシングが続いたことをどう思うか」などの質問が続いた。

 渡辺さんは、先に拘束された高遠菜穂子さんら3人の家族が、武装勢力が解放の条件とした「自衛隊の撤退」を政府に求めたことがバッシングにつながったと指摘。「家族が助かることを望むのは正当な権利。それを政府に反対する政策を主張していると受け取り、ゲリラの代弁者のように扱った」と批判した。

 人質になった人たちを「反日的分子」と批判する与党議員がいることに対しては「反日で何が悪いのか」と述べた。

 安田さんは、実家を取材に訪れた記者に家族が「息子をイラクに送った親の責任をどう考えるのか」と質問されたのを例に挙げ、「自己責任という言葉がどこまで考えて使われているか注意しないといけない」と話した。

 安田さんは、バグダッド西方に取材に向かった理由として、「米軍によるファルージャ周辺の掃討作戦が人質事件の背景にある。その現場で起きていることを見なければならないと考えた」と強調。アブグレイブ付近での拘束については「そこまでは行けるだろうという甘い考えもあった」と反省も口にした。

 目隠しされ、武装勢力に連行された民家では、子どもがお茶を運んできた。「生活の場で処刑されることはないだろう」と安心した。食事も山盛りのご飯や新鮮な野菜などが与えられたという。

 安田さんは「(駐留米軍に)抵抗しているのは一部のテロリストやフセイン前政権の残党と言われるが、私たちが接した範囲では、地域住民が自分たちの社会や生活を守るために戦っている印象を受けた。レジスタンス(抵抗運動)と言ってもいいのではないか」と振り返った。

〔朝日新聞〕


■「なぜバッシング」と質問 拘束の2人、特派員協会で会見

 イラクで武装グループに拘束され、解放後に帰国したフリージャーナリスト、安田純平さん(30)とNGO活動家、渡辺修孝さん(36)が27日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見し、外国メディアから、先に解放された3人の人質が「なぜバッシングを受けるのか」などの質問が相次いだ。

 安田さんは「人質の家族が心配のあまり感情的に言ったことを、政治的にとらえ反応した人がいたのだろう」と分析。渡辺さんは「政策に反対する人々への締め付けだと思う。政府が何をしてきたのか、事実が見えれば世論の流れは変わる」と述べた。

 2人は、相次ぐ外国人の拘束について「背景には米軍への不満がある」と指摘。渡辺さんは「自衛隊に期待しているのは、サマワに住む一部の人たちだけ。今まで友好的だった日本が、なぜ米国に従って軍隊を派遣するのか、大多数のイラク人は疑問を持っている」と話した。

 安田さんは「先に拘束された3人の報道がイラク国内でも流れ、日本人が(イラク人を)支援しているイメージが広がった。今も親日感情は残っており、自分たちへの紳士的な対応につながった」と述べた。

〔産経新聞〕


■記者の目:
NGO・報道の「自己責任」論議 藤生竹志

 そら寒い思いがする。イラク日本人人質事件で、政府や一部の政治家が人質となった5人の「自己責任」を言い立て、「あんな連中を助けることはなかった」という中傷や嫌がらせが続いていることに、だ。国家が個人に「自己責任」を押し付けるのは、どう考えてもおかしい。

 昨年3月14日から5月1日まで、私はイラク北部を拠点にイラク戦争を取材した。ある日、トルコ国境から宿へ戻る途中で一緒にいたドイツ人カメラマンの衛星電話が鳴った。

 「ジャーナリストが殺された」。戦場取材では必ずといっていいほど記者にも犠牲が出る。「国境なき記者団」(本部パリ)のまとめでは、昨年はイラクだけで14人のジャーナリストが死んだ。この中には、私が現地で知り合った記者もいた。

 英BBCの看板記者、ジョン・シンプソン氏も、米軍機の誤爆で大けがをした。血が飛び散ったレンズの向こうで現場レポートをしていたジョンの姿を記憶している人も多いだろう。何度か一緒に食事をしたが、あれだけの目に遭っても彼はすぐにイラクを出ては行かなかった。湾岸戦争(91年)でもジョンは、BBCからバグダッド空爆開始前に退避指示が出たにもかかわらず残った。自己責任で。

 私のイラク滞在中、本社には外務省から何度か「まだいるんでしょうか」と確認の電話があったそうだ。退避勧告が出ている地域にのこのこ出かけていく日本人は、政府や外務省には邪魔な存在なのだろう。しかし国家や、国連ですら十分な活動が出来ない危険地域で多くのNGOが活躍している。アフガニスタンでも若い日本人スタッフが難民を助けようと汗をかいていた。NGOの役割と期待は大きくなり、国家レベルでは手の届かない分野で活動する彼らに救われた人々は大勢いる。戦争報道でも、戦場で起きている事実やそこで苦しむ人々の姿は記者がいなければ伝わらない。そういうNGOの実績や戦争報道の意義も政府は否定するのだろうか。

 記者もNGOも、自分の身を守るのは自己責任だということは百も承知である。しかしだからといって、何かあった時に国が何もしなくていいわけがない。

 拘束された5人の情勢判断が甘かったことは否定出来ない。高遠菜穂子さんらはヨルダンのアンマンから陸路でバグダッドを目指し、ファルージャ近郊で給油中に拘束されたという。私も今年2月中旬には、同じルートでバグダッドまで行った。アンマンからバグダッドを目指す場合、国境から5分ほどの所にある給油所でガソリンを満タンにし、あとは絶対に停まらないで突っ走るのが普通だ。ファルージャは激戦地になる前も米軍などを狙ったテロや強盗事件が頻発していた地域であり、なぜ彼らがファルージャ付近で給油したのかは理解に苦しむ。

 しかし、いくら周到に準備しても、リスクは絶対にゼロにならない。20年以上も戦争を取材してきた友人のベテラン英紙記者は「危険が予想される場所へ行くのか行かないのか。決断するのは現場にいる自分しかいないよ」と、何度も話していた。危険を減らすために、私もイラクでは毎日、戦争取材経験の豊富な欧米のジャーナリストたちと情報交換したが、それでも頭の上を迫撃砲弾が飛んでいって背後で爆発したことが2、3度ある。

 NGOの活動も戦争報道も必要なことだ。それには現場に行かなければならない。事件が起きた後に結果論として「無謀だった」と切り捨てるのは簡単だが、フリージャーナリスト集団「アジアプレス」の野中章弘代表は「危険だから行かないという選択肢もあるだろうが、全員がそう判断してしまったら戦場取材は成立しない」と指摘する。

 一部のメディアでは人質事件の被害者や家族を責める論調が目立つ。犯人グループは自衛隊撤退を要求し、家族らが撤退を一時、強い調子で求めた。このため「政府方針に賛成か反対か」に焦点がずれ、その面から被害者像がクローズアップされてしまったが、自衛隊のイラク派遣問題と自己責任とは本来、まったく関係がない。自己責任の押し付けを認めてしまえば、メディアは自分の首を締める。

 危険度が高い地域ほど、困窮し援助を求める人々がおり、報道すべきことがある。「どれだけ多くの人に迷惑がかかるか考えろ」と政府はいう。しかし、NGOやジャーナリストが果たす役割を国家がすべて担えないのなら、使命感を持って危険地域に入る人たちを安易に批判すべきではない。

〔毎日新聞〕


■エジプト:
駐日大使、イラク・中東「民衆の怒りがテロに」

 ヒシャム・バドル駐日エジプト大使は27日、都内で毎日新聞と会見し、混迷するイラク、パレスチナ両問題について「いずれも占領が原因で、民衆の怒りが過激主義、テロリズムへと向かっている。それぞれが関連し合い、より悪い状況へ進んでいる」と憂慮を示し、国際社会の関与による一刻も早い解決を訴えた。

 バドル大使はイラク・ファルージャなどで続く米軍と武装勢力の衝突に関し「占領があれば抵抗が起きるのは当然だ」と述べ、「武力は問題を解決しない」と米軍の鎮圧策を暗に批判した。さらに危機的状況の解決策として(1)イラクで国連が中心的役割を果たす(2)6月30日の主権移譲の期限順守(3)同日までにイラク軍と警察の訓練と装備を充実(4)ブラヒミ国連事務総長特別顧問の提案を尊重−−の4点を挙げた。

 パレスチナ問題に関しては、イスラエルによる一連のイスラム原理主義組織「ハマス」指導者暗殺作戦を「国際法に違反したテロリズムそのもの」と非難した。また、シャロン・イスラエル首相のガザ撤退案について「ガザ撤退は歓迎するが、それがヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地の継続や建設と引き換えになってはならない」とクギを刺し、新中東和平案「ロードマップ」の順守を求めた。  【海保真人】

〔毎日新聞〕


2004.04.27

★サイト開設三周年記念コラム
あっと言う間にこのサイトもはや3周年、されど未だ・・・Vol.3(business & life共通)

先日も、ある読者の方からメールをいただきました。その方は、ある検索エンジンからこのサイトをお知りになり、メールマガジン購読の登録もしてくださったのですが、DAILY SHORT COLUMNS上の一編が長期に渡って飛び飛びに掲載される迷路のような構成で、続けて読み進みづらいとのご指摘をいただいてしまいました。

この点についてもかねてより自認いたしてはおりますが、リピーターの方々はご承知のように、一編ずつ掲載されるというだけでとてもショートコラムとは呼べない、長いものではもう何年にも渡って連載中のロングコラムもありますし、また何編ものコラムが同時進行しているうえに、ほんの数回で終了してしまう、あるいは一日のみの単発コラムやウェブスクラップという、本当の意味でのショートコラムもランダムに混在していますので、個々にまとめるような構成の変更はとても難しいのです。

原則としてロングコラムは、句切りがついた段階でメールマガジンとしてまとめて配信しているのですが、もともと配信のインターバルが長過ぎたことから、日々少しずつ書きためているものをそのまま掲載するという趣旨で付け加えたのがDAILY SHORT COLUMNNSのページでした。

こうした無理なく私が継続していけるための運営上の諸事情をご理解いただいたうえで、月毎のINDEXページをご参照いただくか、もしくはロングコラムは当面即時性は低い内容の予定ですから、メールマガジンの配信までお待ちいただくということでご容赦いただければと思います。

以上のようなスタンスでこのサイトを運営いたしておりますが、先日以下のような内容の書き込みがBBSにありました。ご本人の了承をいただいたうえで掲載いたします。

「初めまして、POPOさん。私は東大の大学院でアジア文化の研究をしている者です。

去年夏から今年の初めにかけて、異なる目的でGoogle検索をしていたところ三度もこちらのサイトに辿り着いたことをきっかけに興味を持ち、以来全ページを拝読しましたし、メールマガジン2誌も購読させていただいています。

多岐にわたってのご意見や興味深いご経験には、いつももっともと賛同しつつ参考にさせてもいただいています。

私自身もNGOとしてのカンボジアでのボランティア活動の経験があり、予想はしていたものの今回のイラクでの民間人の人質事件にはやりきれない衝撃を感じています。

政府は自衛隊の撤退をしない基本方針を表明しており、メディアでも様々賛否両論が飛び交っていますが、POPOさんはどのようにお考えでしょうか。ご見解をお聞かせくだされば嬉しく思います」

希にこうした時事に即した内容のメールをいただくこともありはしたものの、このサイト自体がアップトゥーデートな体裁に至っていないこともあって、いただくメールからすればほんのごく一部に過ぎませんでした。

前述のように、いずれはこうした即時的話題に関しての質疑応答が日々のページの大半を占めるようなアップトゥーデートかつインタラクティブなサイトづくりを目指しているため、こうした貴重なサンプル的な問いかけをなおざりにはし難く、今回特に取り上げさせていだだこうと思います。(続く)


2004.04.24


◆ 夢の海外リタイア生活!!成功と失敗の分岐点!?


「老後は海外」

「セミリタイア海外生活」

こんなテーマを取り上げた雑誌や専門誌が売れているそうです。

実際、貸家に住みながら普段の生活をエンジョイ。老後にはスパッと海外に移住してしまう人も増えているそうです。

皆さんは国内永住派ですか?それとも海外リタイア組みですか?


● 夢のプール付き、メイド付きの生活

普通に考えれば、若くして家を建てたなら成功者やしっかり者。ところが、その実態は以外と深刻だったりもします。(>_<)

無理して定年までの住宅ローンを組み、早くローンを返そう、子供の教育費を捻出しようと必死に働き、結局、新築の家には寝に帰るだけ。

こんな生活が続くうちに、いつの間にか2人の間にすきま風が吹き、離婚という最悪の事態を迎えてしまった事例も少なくありません。これに近い状況の人はかなりの数に登るのではないでしょうか。


● 海外生活のメリットは?

日本より自然が豊か、のんびりできる、お金の価値が高い・・・様々です。実際お金に関して言えば、同じ10万円でも、その価値が 1.5倍、2倍だったり、東南アジアの国々では5倍以上になることも珍しくありません。

金利面でも超低金利の日本に比べれば、一千万程度の預貯金があれば、年金と利息だけでメイド付きの豪華な生活ができる国もあるのです。これでは気持が動いてしまうのも無理もありませんよね!


● こんなはずじゃなかった?

とは言うものの、バラ色ばかりでもないのです。成功のコツは、「30代から準備をしておくこと」につきるんだとか。

基本的なことですが、自分の理想とする国を見つけるために、海外旅行で実際に現地を繰り返し訪れることも必要です。

「新婚旅行は世界一周!」というサイトがあります。607日間のなが〜い新婚旅行をされたお2人ですが、克明につづられた旅の日記があります。「この2人なら海外移住もできるだろうな」という感じがします。移住は大抵の場合、パートナーと一緒ということになります。お互いの意見の一致は重要です。

これから海外移住を考えている人は一見の価値があります。興味のある人はごらん下さい。

◆ 「新婚旅行は世界一周!」
http://www.sekai-isshu.com/top.htm


現地の食事が肌に合うか合わないかは大きな問題。失敗事例の多くにこの食事の問題があるそうです。

一般的に海外では高額な医療費がかかりやすいです。食事が合わなくて、栄養バランスが崩れ、身体を壊して入院。これでは元も子もありません。(介護が必要になったら日本に戻ってくるしかないパターンが多い)

海外居住成功者の多くが、「食事が合わない国の海外生活は失敗に終わることが多い!!」と口を揃えて言うほどです。

そうならないためにも、普段から様々な国の料理を食べておくことも必要ですし、海外旅行に行ったら積極的に現地でしか食べられない料理や地元の郷土料理などを食べておくことが大事なんだそうです。

その気になれば以外と簡単なことですから、これはできそうですよね!(^^)

あとは銭勘定。これは為替の基本的な知識や金融商品のリスク分散ができれば、それだけでもかなりの違いになります。為替やお金に関するセンスがあるなしで海外生活の質は大きく変わるのです。

結局、夢のような生活も、急がばまわれ・・・生活に向けてのプログラミングと普段からの実践が成功の近道なのです。

GWに海外に行かれる方も多いようですが「この国に私は住めるかな?」こんな気持で眺めてみたら、違った新しさを見つけることができるかもしれません。

〔日刊!インターネット情報誌 << WebCatch 特別号 >>〕


2004.04.18

★サイト開設三周年記念コラム
あっと言う間にこのサイトもはや3周年、されど未だ・・・Vol.2(business & life共通)

創刊当初は1000名ほどでスタートした購読者も日を追って徐々に減少し、配信スタンド2ヶ所のうちの一方のサービス停止も相俟(あいま)って、この3年で1/3近くにまで落ち込んでしまいましたが、それでもまだ実際には、購読を継続しているだけで内容に目を通していただけていない読者が大多数かとは思います。私自身一応は目を通しはするものの、斜め読みながらも購読停止の手続きをとってはいないメールマガジンが何誌もあるのですから・・・。

それでも、感想や質問あるいは相談などをお寄せくださる読者の数や頻度、また収益につながった例(ためし)こそありませんが、時折そうしたやりとりからビジネスにつながっていくようなケースもありましたし、利用していた配信スタンドのサービス停止を機に開始した自主配信サービスへのお申し込みをいただくなど、これまでの経緯から推察して、おそらく数十名ほどは実質読者の方がいらっしゃるのではないかと思われます。そうした実質読者の方々を大切にしていきたい気持ちももちろんあるのですが、メールをいただけば迅速にご返信する程度の受動的なサイクルに未だ甘んじているのが現段階における実情です。

この三年の間にも、また様々な新たな出会いと別れ、そして事件がありました。それらのほんの一端についてはサイトやメールマガジン上でも言及してきてはいるものの、これまでのようなスローな私のスタンスではとても追い付けるものではありませんし、少なくとも当面の間はこうした後追い的な現状の打開を図れる見通しも立ちません。

生涯継続というロングタームでのサイト開設当初からの私なりの方向性や展開上の視点から、プロローグに相応な期間をあてる心積もりではおりましたが、まさか3年も要して未だ終えられないとまでは思いませんでした。「明日やれることは今日やらない」、またトップページの吹き出しにあるように、「どこにも・・・」といったような、実質現代社会における隠遁生活を送っているのに限りなく近いライフスタイルがすっかりと定着してしまい、何らかお約束ができるような状況にはないのです。

読者の方のご指摘のとおり永々とプロローグを続けていくことになるやもしれませんが(ジョークのつもりですが、さすがに自分でも笑えません・・・)、現時点で明確なことは、少なくともプロローグがまだしばらく続いていくということ、そして刻々と移り変わる世界情勢にリアルタイムに対応する、useful、valuable、interestingなインタラクティブサイトとしての実質スタートを私自身が日々目指し続けてはいるということ、そして何より何度かこれまでも表明してきたように、このサイトとメールマガジンは私の生ある限り営々と続けられていくということです。(続く)


2004.04.16


★サイト開設三周年記念コラム
あっと言う間にこのサイトもはや3周年、されど未だ・・・(business & life共通)

まさに光陰矢の如し、気付いてみれば、2001年5月に開設したこの私のプライベートサイト"What's Cool!? by POPO"も、来月ではや3周年を迎えるのです。

サイト開設と同時に創刊したメールマガジン2誌"What's Cool Business!?"ならびに"What's Cool Life!?"も、配信スタンド経由数多(あまた)のメールマガジンの中でも有数のロングインターバル(配信頻度が最も?低い)かつ自他共に認める地味ながら異色の存在(目的不明ながらも真面目な?マイナーメールマガジン)となりつつも、淡々気ままに発刊継続中です。

創刊時よりこれまで未だプロローグから脱却できないでいるコンテンツにもかかわらず、辛抱強くお付き合いをいただいている読者の方々には敬服しつつ、おそらくは好奇心探求心の旺盛な、そして目先の損得勘定に左右されない自らの絶対的価値基準を大切にされる方々に購読していただいているものと、手前勝手に自認いたしております。

こうしてマイナーながらも長期に渡ってメールマガジンの発行を続けていると、時折読者の方々から様々な内容のメールをいただきます。先日もこのままずっとプロローグなのでは?これでも充分面白いから大丈夫などというメール(励ましと受け止めております・・・)をいただき苦笑させられてしまいました。

私がこのサイトの運営とメールマガジンの発行を続けてきた間に、非難中傷の類どころか反論の内容すらも、メールを受け取ったり、BBSへの書き込みをされた経験が一度たりともなかったことは、ストレスなくこれまで継続できた要因の一つですし、ここでの活動を通してまた新たな出会いがあったり、私自身の知識や経験を拡げることができたことは、かけがえのない予期せぬ大きな収穫でした。

デメリットといえば、メールアドレスをネット上に公開しているために、スパムメール、広告掲載や相互リンクの依頼、あるいは一部の読者のパソコンから送られてくるウイルスメールなど、日々相当数に及ぶ歓迎しないメールに辟易することくらいでしょうか。

昨年のクリスマスイブより毎日の更新を前提としたフォトブログサイト"CLIPS : day-to-day pics and words by nob"を新たに開設したのですが、そちらのブログサイトにおいては毎日、この"What's Cool!?"においても少なくとも数日に一度のページ更新を継続していくためには、必然的に実現できるだけの相応な日常ならびにビジネスライフを送ることが必要になります。現段階までにおいては私自身のメモやダイヤリーという本質的在り様であっても、不特定多数への公開を前提にする以上は最低基準の内容や体裁も必要ですから、それなりのけじめやハリといったようなリズムが自然に生まれてくるのです。

自らの内なる心の声との日々の対話を通して、己を知り相手を知ること、そして自らの人格ならびに言動の質を高めていこうとする、これこそが自らのプライベートサイト運営における最大のメリットであると、また第三者に対してアクションを投げかけていくプッシュ型メディアであるところのメールマガジンは、第三者あるいは社会との適切な距離をはかりつつ生産的な関係を構築していくことに大いに役立つものであると、私は自らの経験を通して確信しています。(続く)


2004.04.09

血液型と性格の相関性についてVol.3

とは言えども私は、O型の典型と自認しているにもかかわらず、これまで血液型を第三者に言い当てられた経験がほとんどありません。ちなみに多くの人達には、私の血液型はA型あるいはAB型に映るようなのですが、これは本質的な部分と社会生活における表面に現れる部分とのギャップによるものなのでしょうし、それは私に限ったことではなく、世間一般に多くの人達が本質的な部分を覆い隠した言動に終始しているケースも珍しくはないでしょう。

私自身のケースで言えば、何も本質を覆い隠そうとしているわけではなく、自らの一面として既にごく自然に定着してしまっていると言えます。確かに若かりし頃までの元々の性格を想い起こせば、何時の間に変化したのだろうと不思議に思うようなことは多々あります。例えば、以前は熱し易く冷め易い何も成就させることができずに取り散らかしてしまいがちだった私が、何時しか何事も一度やりかけたことは最後まであきらめないでやりとおすことを信条の一つとしていたりするのです。

そもそも人は、様々な教養や経験により、自らの人格を高めていくために日々成長していくものですし、仮に血液型によるそれぞれの特性が正しいものであったとしても、いつまでも元来の性格に固執して変化をしないことのほうが不自然であると思われます。自らの内なる心の声に従って、元々好ましいと自認する部分はそのままさらに伸ばしていきつつ、問題のある部分は改めていくように努力をしているケースがあくまで一般的でしょう。(続く)


2004.04.06

血液型と性格の相関性についてVol.2

まだ作為的思惑の働かないそれぞれの血液型に分類された幼稚園児達が、普段から同様の行動様式をとっていたり、さらにある一定共通条件下の行動検証においても、グループごとに同一の結果を示していたり(複数の幼稚園でも同じ結果であったとのこと)、また一定条件下における成人男女の脳波測定においても、血液型ごとに活発に働く箇所が同じであるということなど、興味深く引き込まれてしまいました。

番組のナビゲーションに従って私自身を自己分析してみても、私の血液型はO型なのですが、元来の私自身の性格の傾向と驚くほど合致していましたし、出演者達の全員も、それぞれの分析結果と自己及び周囲の第三者の認識が一致したことに驚きつつも納得している様子でした。

易学までも含めたこれだけ多くの人々の心を捉える血液型と性格の相関性には、本質的な視点ではともかくとしても、少なくとも統計学に基づく充分なデータの蓄積という相応な信頼に値するだけの根拠があってのことなのであろうかと、認識を新たにさせられるような思いでした。(続く)


2004.04.05


血液型と性格の相関性について

昨夜何気なくテレビのスイッチを入れたところ、ちょうど人気健康番組が始まったところでした。ながら族の族長のような私は、時々この番組も流し見しながら雑事にかまけていたりするのですが、昨夜は他事の手を止めて何時の間にか番組に見入ってしまっていました。

ご覧になった方も多いことと思いますが、昨夜のテーマは、血液型と性格の相関性を科学的に探求するという趣旨でした。

何型はどんな性格といったような血液型にまつわる話題は、日常よく私達は交わしますし、中には仕事相手や友人選びの一つの基準にしているような人達も少なくはありません。事実昨日の番組内でも、韓国だか中国だかの大学の進路相談室では、学生の進路指導に血液型による判断を一つの重要な指針として採用しているとのことでした。

幼稚園児に同じ条件や課題を設定しての行動追跡などといった様々な検証を試みていましたが、普段こうした血液型云々などほとんど意に介さない、ましてや同種の統計学的延長と言えるのでしょうか易学(占い)に至ってはなおさらといったような私も、それなりに納得させられてしまうような番組内容だったのです。(続く)